歯列矯正の費用

矯正治療を開始するにあたって現状を正確に把握しより良い治療をするため、顔や口の中の写真撮影、歯並びの検査（印象採得やスキャン）、レントゲン写真（パノラマX線撮影、セファログラム）等を行う。

歯を並べるためのスペースが足りない場合に歯を抜いて治療することがあり、通常自費診療で行われる。費用相場は5,000円～15,000円。大きな虫歯など保存不可能な歯の抜歯等は保険治療が適応になる場合もある。

矯正治療中は装置がついていることや歯並びが変化していくことによって歯磨きがしにくかったり自浄作用が低下するため、虫歯のリスクが高まる。矯正治療前に虫歯の治療を行い、その後矯正治療を始める。必要に応じて矯正治療中に行う場合もある。通常矯正治療に含まれる費用とは別に保険診療で行われる。

治療を行う上で使用する装置の費用。使用する装置により費用は異なる。 表側(ワイヤー)矯正 60〜110万円 マウスピース矯正 60〜110万円 舌側矯正 80〜200万円 ※金額は当サイト調べの目安であり、症状や治療期間によって差があります。

治療に必要な装置の調整や状況確認のための通院時にかかる費用。装置代に含まれていることもある。

矯正治療後に理想的な位置に移動させた歯をその位置に安定させるために装着する装置。歯は動かしても元あった位置に戻ろうとするのでそれをさせないためには不可欠。元の歯並びにもよるが通常2年程度装置を使用する。装置には自分で取り外せるものと取り外せないものがある。

装置に変形や破損はないか、正しく使用できているか等保定装置の機能が十分発揮できているか、歯並びが変化していないかを定期的に確認する。必要に応じて装置の調整などを行う。