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2023/07/12

歯列矯正のゴムかけは何ヶ月間?早く終わらせるコツを紹介|食いしばる癖がある人はどうする?

目次

ワイヤー矯正のゴムかけ期間の目安は数ヶ月〜1年程度で、矯正治療中必要に応じて歯並びを微調整するために行います。

ワイヤー矯正をしている人のなかには、就職活動や卒業旅行、結婚式などの予定を控えている人もいるでしょう。

ゴムかけは美しい歯並びを手にいれるために大切な期間ではありますが、できる限り早く終わらせたいですよね。

この記事では「ゴムかけ期間を早く終わらせるコツ」や「ゴムかけがなぜ必要なのか」を紹介します。

ワイヤー矯正でゴムかけが必要な理由

ワイヤー矯正の補助的な役割であるゴムかけですが、ゴムかけが必要な理由は主に2つあります。

1つ目が噛み合わせの調整、2つ目が歯の動きのサポートです。

以下で詳しく説明するので、見ていきましょう。

ワイヤー矯正でゴムかけが必要な理由①噛み合わせの調整

ワイヤー矯正でゴムかけが必要な理由の1つ目が「噛み合わせを調整するため」です。

噛み合わせの調整にゴムかけが必要な理由は、矯正ではカバー仕切れない噛み合わせの微調整ができるからです。

ある程度形が綺麗になってきたとしても、まだ噛み合わせまでは綺麗になっていません。

ここでゴムかけを行うことで、ゴムの伸縮する力を利用して噛み合わせの調整を行っていきます。

引用元:You矯正歯科

 

ゴムかけは細かい箇所を調整し、正しい噛み合わせに導くために重要な役割があります。

ワイヤー矯正でゴムかけが必要な理由②歯の動きをサポート

ワイヤー矯正でゴムかけが必要な理由の2つ目は「歯の動きをサポートするため」です。

ゴムかけには噛み合わせの微調整のほかに、細かな歯の動きをサポートする働きもあります。

例えば、マウスピース矯正時、一本のみ歯の動きが悪い時にゴムを使用します。

歯の表と裏にボタンをつけ、そこにゴムをかけてピンポイントで動かすケースがあります。

歯列矯正とゴムかけに必要な期間って?

ワイヤー矯正とゴムかけは、それぞれ何ヶ月くらいの期間が必要なのでしょうか。

一般的なワイヤー矯正の期間やゴムかけに必要な具体的な期間を紹介するので、ぜひチェックしてみてください。

ワイヤー矯正にかかる期間

ワイヤー矯正にかかる期間は元々の歯の状態にもよりますが、一般的には半年から2年程度といわれています。

前歯だけの部分矯正であれば、半年から1年程度で終わるケースもあります。

歯列矯正の期間は治療する部位や方法によって異なりますが、おおよその目安は半年〜3年です。大人の矯正では1ヶ月に1ミリくらいのペースでゆっくり動かすので、時間がかかります。

前歯だけなどの部分的なものであれば半年〜1年、全体を矯正するのであれば2〜3年くらいの期間を要します。歯並びが悪いと期間が伸びることもあるので注意しましょう。

引用元:むかえ歯科・小児歯科

【関連記事】ワイヤー矯正はどれぐらいの期間で終わる?矯正の種類・治療範囲ごとの費用を解説します

なお、歯列矯正の後には「保定期間」と呼ばれる保定専用の器具を付ける期間もあります。

保定期間の目安は1〜2年半程度です。

一般的に保定期間は、最低1年程度から治療期間とほぼ同等の期間(2年から2年半程度)です

引用元:佐賀駅前矯正歯科

 

ゴムかけの期間

ワイヤー矯正中にゴムかけが必要な期間は個人差が大きく、数ヶ月程度から1年以上かかるケースもあります。

ゴムかけの期間について気になる方も多いですが、実際には歯並びの状況によって人それぞれ違っています。

少しだけ動かせばよい場合は、数か月程度で終わることもありますが、なかなか動かない歯並びの場合は、1年以上かかってしまうこともあるのです。

引用元:You矯正歯科

【関連記事】歯科矯正治療の顎間ゴムはなぜ使う?役割や装着期間を紹介

予定との兼ね合いなどで具体的な期間を知りたい人は、かかりつけの歯科医院で聞いてみるとよいでしょう。

矯正に使うゴムかけの種類とそれぞれの特徴

ワイヤー矯正に使うゴムは、顎間ゴム(がっかんごむ)と呼ばれています。

主な顎間ゴムは4種類あり、それぞれの特徴をまとめました。

【見出し】ゴムの種類 【見出し】適応の歯並び 【見出し】特徴
2級ゴム 出っ歯の人 上の犬歯あたりと下の奥歯をゴムかけし、歯の移動をサポートする
3級ゴム 受け口やしゃくれの人 上の奥歯と下の犬歯をゴムかけし、歯の移動をサポートする
クロスゴム 上下の歯がすれ違いの噛み合わせになっている人 上下の歯の表面と側面にフックを取り付け、クロス状態にしてゴムかけする。噛み合わせの調整をサポートする
垂直ゴム 口を閉じても歯のスペースが開いている人 上下の歯に垂直にゴムかけし、歯の動きをサポートする

このように、もともとの歯並びによって使うゴムが変わります。

ゴムのサイズは3〜8mm程度で、透明色がスタンダードですが、黄色やピンクなどカラフルな顎間ゴムも存在します。

「オシャレなゴムでゴムかけ期間を楽しみたい」といった人は、ぜひかかりつけ医に相談してみてください。

矯正のゴムかけ期間を早く終わらせるコツ

ワイヤー矯正で歯を動かした後は、ゴムかけによる歯の動きの微調整が始まります。

ここからは、数ヶ月〜1年以上かかるといわれているゴムかけを、できる限り早く終わらせるためのコツを紹介します。

矯正のゴムかけ期間を早く終わらせるコツ①決められた装着時間をきちんと守る

矯正のゴムかけ期間を早く終わらせるコツの1つ目は「決められた装着時間をきちんと守る」です。

ゴムかけは、最低でも20時間の着用が必須です。

矯正の進み具合によっては、寝るときだけゴムかけをするようなケースもありますが、基本的には1日20時間以上行いましょう。

ゴムかけは食事や歯磨きの時を除いては基本的に装着しなくてはならず、最低でも毎日20時間以上の装着を守らなくてはなりません。つけ忘れなどによって装着時間が確保できないと、治療効果が上がってこないでしょう。ゴムかけを怠ると治療期間が伸びたり、歯列の仕上がりに問題が出る恐れがあります。

引用元:ユニゾン矯正歯科 銀座6丁目

 

ゴムかけはサボることなく、外した後は付け忘れないようにする事も大切です。

ワイヤー矯正をできるかぎり早く終わらせたい人は、正しい装着時間を守りましょう。

矯正のゴムかけ期間を早く終わらせるコツ②できるだけ長い時間ゴムかけをする

矯正のゴムかけ期間を早く終わらせるコツの2つ目は「できるだけ長い時間ゴムかけをする」です。

ゴムを外す時間をどれだけ減らせるかも、ゴムかけ期間を早く終わらせるためのコツと言えます。

矯正のゴムかけは自分自身で行う行為であるため、外している時間をいかに減らせるかが非常に大切となります。

ゴムかけは付けている時間が長ければ長いほど速く効果を発揮するものです。だからこそ、外している時間が短ければその分早く終わります。

引用元:You矯正歯科

 

食事と歯磨きの時間以外は、できるだけゴムかけをするように心がけましょう。

矯正のゴムかけ期間を早く終わらせるコツ③ゴムは1日1回新しくする

矯正のゴムかけ期間を早く終わらせるコツの3つ目は「ゴムは1日1回新しくする」です。

ワイヤー矯正のゴムかけに使うゴムは、基本的に使い捨ての消耗品です。

ゴムは最低1日1回交換しましょう。

何日も使用するとゴムが伸びてきてしまい、効果が半減します。

引用元:盛岡KT歯科・矯正歯科

 

1日でも早くゴムかけ期間を終わらせるため、また正しい効果を得るためにも、ゴムは毎日新しいものを使うようにしましょう。

矯正のゴムかけ期間を早く終わらせるコツ④無意識にしているクセをやめる

矯正のゴムかけ期間を早く終わらせるコツの4つ目は「無意識にしているクセをやめる」です。

矯正のゴムかけを早く終わらせるためにも、以下のようなクセがある人は要注意です

  • 食いしばりグセ
  • 前歯の後ろを舌で押してしまうクセ

食いしばりグセや舌のクセに注意が必要な理由は、矯正の動きに影響を与えるからです。

少し長くなりますが以下を読んでみてください。

矯正治療で大きく影響を与えているものは、舌です。舌の癖によって無意識に負荷をかけてしまい、思うように動かせないことがあります。

特に前歯の後ろを舌で押し付けるような癖がある方は注意が必要です。

矯正治療を始める際に医師から話をされる場合もあるかと思いますが、舌が正しい位置に収まらず、前歯に付いている状態は改善する必要があります。

また、食いしばり癖がある方も注意が必要です。強い力が加わることで歯の動かす力を弱めてしまっている可能性が高いです。

こういった矯正治療を阻む無意識の癖を、できるだけ排除できるように意識して生活しましょう。

引用元:You矯正歯科


歯を食いしばるクセがある人は、食いしばることで歯に強い力がかかり、歯科矯正の効果を弱めてしまう可能性があります。

また、前歯を舌で押してしまいがちな人も、歯の移動を邪魔してしまっている可能性があります。

これら2つに当てはまる人は担当の医師に相談し、それぞれに合った解決策を聞きましょう。

まとめ

ワイヤー矯正で一気に歯を動かした後に、細かなズレや噛み合わせを微調整するのがゴムかけの役目です。

ゴムかけの期間は数ヶ月〜1年程度といわれており、ワイヤー矯正で歯並びが大体整ったあとに、最終調整としてゴムかけを行うのが一般的です。

ゴムかけ期間をできる限り早く終わらせて、1日でも早く理想の歯並びを手にいれるために、重要なポイントをおさらいしましょう。

  • 装着時間を守る
  • できる限りゴムを付けておく
  • 毎日ゴムを取り替える
  • 日頃のクセを意識する

もしゴムかけで「痛すぎる」「上手にゴムかけできない」「ついゴムかけをサボってしまう」など気になることがあればすぐにかかりつけの医師に相談し、無理のない矯正期間を過ごしてください。

 

 

<参考>
矯正のゴムかけを早く終わらせる3つのコツ
二重にすると早く終わる?矯正のゴム掛けについての3つの注意点!!
矯正のゴムかけの仕組みや期間を歯科医が解説します
歯列矯正におけるゴムかけの効果とは?ゴムかけの種類や使用方法・期間を解説
歯科矯正でのゴムかけの使用期間はどのくらい?
歯列矯正の期間はどれくらい?4つの治療法や期間を延ばさないコツを解説 | 総社市の歯医者 むかえ歯科
保定期間について | 佐賀駅前矯正歯科
顎間ゴムとは??

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この記事の監修者

歯科医師

髙橋 義充 先生

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