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2023/11/13

矯正中の口内炎は治らない?痛すぎる口内炎の予防や対策を解説

目次

矯正をするうえでの悩みとして多く聞かれるのが口内炎です。

本記事では、口内炎がなぜできてしまうのかをご紹介します。

できてしまった口内炎の対策、また口内炎の予防は可能です。

矯正中の口内炎で辛い思いをしないように口内炎の原因と対策を知っていきましょう。

矯正中の口内炎はいつからいつまでできる?その原因とは

矯正中の口内炎に悩まされているというお声も多く聞かれるように、矯正中は口内炎ができやすい傾向にあります。

なぜ矯正中は口内炎ができやすいのか、その原因を解説します。

矯正中に口内炎ができやすい理由とできやすい位置

矯正中に口内炎ができやすい理由は矯正器具に舌や口腔粘膜があたってしまうからです。

特に、歯を覆う面積を多く占めているワイヤー矯正の方が舌や口腔粘膜があたりやすいため、マウスピース矯正よりも、口内炎ができやすいといわれています。

とはいえ、マウスピース矯正なら口内炎が全くできないというわけではありません。

矯正中の口内炎はいつまでできる?

矯正中の口内炎は、特に矯正を始めたころにできやすいといわれています。

そのため、矯正を始めた時に矯正装置と接触する粘膜が「傷のようになっている」または「赤くなる、腫れている」場合には、矯正による口内炎の可能性が考えられます

矯正器具に慣れてくると、歯並びが改善されて舌があたりにくくなったり、無意識に舌が当たらないようにコントロールできたりするので自然に口内炎が減ってくるとされています。

一度できた口内炎は1~2週間は続くと考えられていますが、人によっては1箇所の口内炎が治ってきたころにまた別の場所に口内炎ができるなどして、完治までにかなりの時間を要した方もいるようです。

矯正中にできる口内炎の種類

矯正中にできる口内炎は矯正の種類によっても異なります。矯正中にできる口内炎の種類は次の3つです。

矯正中にできる口内炎①カタル口内炎

矯正装置やワイヤーが、舌や口の粘膜に当たって傷がついてしまうことによってできる口内炎です。

矯正中にできる口内炎の多くはこのカタル口内炎といわれています。

口の粘膜が赤くはれたり水ぶくれができたりします。また、唾液の量が増えやすくなるため口臭が発生したり、口の中が熱く感じたりする方もいるようです。

矯正中にできる口内炎②アフタ性口内炎

主に、ストレスや疲労、睡眠・栄養不足などが原因でできる口内炎です。

矯正によるストレスや、矯正による違和感や痛みで食事が思うように摂れないと、栄養バランスが乱れるため、これによってできてしまう口内炎です。

通常約10日~2週間ほどで自然に治癒します。

矯正中にできる口内炎③アレルギー性口内炎

金属アレルギーがある場合には、矯正に使われている金属のアレルギーによって口内炎ができてしまう場合があります。

ブラケット矯正では「ステンレス」や「ニッケル」などが使用されることが多く、口内炎ができやすくなるのです。

アレルギー性口内炎の場合は、口の中が赤く腫れたり、口以外の場所にかゆみや腫れを伴うことがあります。金属アレルギーのある方は矯正前に相談をするのがおすすめです。

矯正中の痛すぎる口内炎の対策は?

矯正中に口内炎が痛すぎると日常生活に影響が出てしまうかもしれません。

そのため、痛すぎる口内炎を何とか対策したいと考える方もいらっしゃるでしょう。

痛すぎる口内炎の対策としておすすめの方法は次の3つです。

矯正中の痛すぎる口内炎対策①|装置に矯正用ワックスを使用する

矯正用ワックスとは矯正装置を覆う粘土のようなもので、矯正用装置が頬や粘膜に当たって痛い時に装置につける保護材です。特にワイヤー矯正の方は歯科から矯正用ワックスを勧められることもあります。

矯正装置部分をワックスで覆うことで、粘膜への刺激が抑えられるので、口内炎対策へとつながります。

ちぎって使うワックスタイプのものや、時間がたつと固まるシリコンタイプなどさまざまな種類があり、値段も商品によって異なりますが、主に100円~1000円程度です。

商品によっては窒息や誤嚥のリスクを鑑み、食事中や睡眠中は使えないものもあります。

矯正中の痛すぎる口内炎対策②|矯正の位置を変えてもらう

生活に支障が出るほどの強い痛みがある場合には矯正装置を少しずらすだけでも改善することがあります。

矯正用ワックスを使っても効果不十分の場合には医師に相談して矯正装置の位置を少しずらしてもらうという方法も活用してみましょう。

矯正中の痛すぎる口内炎対策③|お薬を使う

歯科医院で口内炎の症状を和らげるための軟膏を処方してもらうこともできます。また、鎮痛剤の内服薬の処方もできるので相談してみても良いでしょう。

また、お薬の効果と再度、口内炎部分が装置にあたることを防ぐことを目的に、パッチ用のお薬を使うのも有効です。

いずれのお薬も市販で購入できますが装置との相性もあるため施術をした歯科で相談してみてください。

矯正中の口内炎予防法におすすめなのは?

矯正中の口内炎は多くの人が経験する一方、予防もできます。

特に矯正を始めたばかりの頃は口内炎ができやすいので、予防をすれば口内炎に悩まずに生活をしていけるかもしれません。

矯正中の口内炎予防法におすすめなのは次の3つです。

口内炎の予防方法①|矯正装置が当たらないように意識する

矯正装置が当たることで、口内炎ができやすくなるため、矯正装置が当たらないように意識して生活をしてみましょう。

矯正があるからと気になってついつい舌で触ってしまうかもしれませんが、舌で触ることこそ、口内炎のリスクとなります。

口の開け方もこれまでよりゆっくり開けることを意識しなければ、口内炎になってしまうかもしれません。

特に矯正装置をつけて2週間程度は矯正装置が舌や口腔粘膜にあたらないように意識してみましょう。

口内炎の予防法②|矯正をする前から生活を整え免疫力をあげておく

矯正装置によるストレスや食事が思うように撮れず栄養状態が低下しても口内炎ができやすくなってしまうかもしれません。

そのため、矯正中は特に食事のバランスに気をつけたり、睡眠をしっかりとったりして免疫力を上げておきましょう。

口内炎予防法③|口の中を清潔に保つ

口の中が不衛生だと口内炎が悪化しやすくなったり、小さな傷であっても痛すぎる口内炎ができるリスクがあります。そのため、口の中は常に清潔を保てるように、歯ブラシを丁寧に行いましょう。

特にワイヤー矯正の場合、歯ブラシだけでは十分に汚れが落としにくいので、洗口液や歯間ブラシなども活用して汚れを落とし、口の中を清潔に保つようにしましょう。

まとめ

矯正中はさまざまな事情で口内炎になりやすく、その原因にも複数のものがあります。

口内炎にならないように予防をしつつ、口内炎になったら早めに対策をすれば不快感を軽減できるかもしれません。

口内炎が気になって矯正を悩んでいるという方は、ぜひ口内炎の予防に力を入れてから矯正をはじめてみてはいかがでしょうか。

 

 

<参考>
矯正中は口内炎ができやすい!原因やできた場合の対処法、予防法を解説
矯正中に口内炎ができてしまったら…原因と対処法 | 歯列矯正の基礎知識コラム | 東京都中央区でマウスピース矯正(インビザライン)をお探しなら日本橋駅すぐ「エムアンドアソシエイツ矯正歯科」
裏側矯正で口内炎が! いつまでできる?できたらどうする? | 矯正歯科ネット
矯正治療中の口内炎 | 松原市の歯医者 しげた歯科・矯正歯科医院
はる歯科クリニック
矯正中の口内炎が痛すぎるときの対処法5つ!原因や予防法も紹介

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この記事の監修者

歯科医師

髙橋 義充 先生

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