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2023/03/31
マウスピース矯正が失敗する3つの原因とは?成功へのポイントも解説!
目次
「マウスピース矯正は失敗しやすいと聞くけど実際どうなの…?」
「矯正を始めてからどんなことに気をつければいいのだろう…。」
このようなお悩みを持つ方も多いのではないでしょうか。
マウスピース矯正は、自己管理が大切な矯正方法のため失敗してしまう可能性も。
今回は、マウスピース矯正が失敗につながる原因や成功させるためのポイントについてご紹介していきます。
マウスピース矯正とは
マウスピース矯正とは、マウスピースと呼ばれる歯型の矯正器具を装着して矯正する治療方法です。
ワイヤー矯正に比べて目立ちにくく、器具の取り外しが簡単なことが特徴として挙げられます。
人と会話することの多い職種の方や、矯正中の見た目が気になる方に人気の矯正方法です。
マウスピース矯正にはいくつか種類があり、「インビザライン」や「エミニナル」などの製品があります。
矯正歯科医院によって取り扱いのある製品は異なるため、それぞれの製品の特徴を理解してから治療を進めていくことが大切です。
マウスピース矯正とはどのようなものかを理解した上で治療を検討しておきましょう。
マウスピース矯正が失敗してしまうとどうなる?
マウスピース矯正は失敗してしまう可能性がありますが、失敗するとどうなってしまうのでしょうか。
今回は下記の項目を解説していきます。
- 出っ歯になる
- 歯が変色する
- 歯周病になる
- 後戻りする
それぞれ見ていきましょう。
出っ歯になる
「歯並びを改善したかったのに、出っ歯になってしまった」というケースがあります。
マウスピース矯正は、全体的に歯を前に押し出す方法で治療することがあります。
抜歯が必要な症状だったのにもかかわらず、前に押し出すことで治療しようとすると出っ歯になってしまうのです。
この失敗は主に診断ミスによって起こります。
改善のためには再度矯正治療が必要になる点に注意しましょう。
歯が変色する
マウスピース矯正後、または矯正の最中に歯が変色してしまうことがあります。
矯正治療は歯に強い力をかける必要がありますが、必要以上に力がかかってしまうと歯の神経が充血し変色してしまうのです。
歯が変色してしまった時はしばらく安静にし充血が引くのを待ちますが、それでも治らない場合は神経を抜く処置が必要になる可能性があります。
虫歯や歯周病になる
マウスピース矯正をしていると、虫歯や歯周病になりやすくなります。
口の中を清潔にしてからマウスピースを装着しないと、食べかすなどがマウスピースによって固定され口内環境が悪化しやすくなるためです。
また、マウスピース自体も清潔に保っておく必要があります。
虫歯や歯周病になってしまうと、その治療が優先されるので治療期間が長くなる点に注意しましょう。
後戻りする
「マウスピース矯正後、歯並びが綺麗になったはずなのに後戻りしてしまった」という失敗例もあります。
マウスピース矯正に限ったことではありませんが、治療中・治療後は歯が動きやすい状態になっているので、なにもしていないとすぐに元に戻ってしまいます。
後戻りしてしまうと、最初の状態より歯並びがひどく見えてしまう可能性も。
このケースも、再度矯正が必要になり時間がかかってしまいます。
マウスピース矯正が失敗する3つの原因
マウスピース矯正が失敗してしまうのにはさまざまな原因がありますが、今回は下の3つの原因について解説していきます。
- 適切な診断ができていなかった
- マウスピースを取り外す回数が多い
- 矯正後の保定が不十分
矯正が失敗する多くの原因がこの3つにあるので、よく確認しておきましょう。
適切な診断が出来ていなかった
マウスピース矯正を始める前に、必ず診断を受ける必要があります。
診断を基に、どのような流れで矯正をするのかを決定しますが、適切に診断できていないと間違った流れで進められるのです。
失敗した時の例で紹介したように、出っ歯になってしまうケースや、歯並びがさらに悪化してしまうケースも起こり得ます。
実績や経験の少ない医院で治療を進める際に起こりがちですので、矯正歯科は慎重に選ぶようにしましょう。
マウスピースを取り外す回数が多い
マウスピース矯正は自分で自由に取り外せるため、必要以上に外してしまう場合があります。
取り外しが多いために装着時間が不十分だと、十分な効果が得られなくなります。
また、外し方が乱暴だと、マウスピースに変形をきたしてしまい、作り直しが必要になる可能性も。その場合は、治療期間が延長してしまうことも考えられます。
マウスピースは食事中と歯磨き以外は装着するのが基本ですが、食事の回数が多い方や仕事柄外さなければいけない方などは特に注意が必要です。
矯正後の保定が不十分
マウスピース矯正の治療後は、綺麗になった歯並びを固定させるための「保定」が必要です。
保定には「リテーナー」とよばれる器具を装着します。
リテーナーの装着を怠ることで保定が十分でないと、後戻りなどにつながる可能性があります。
最悪の場合、再度矯正が必要になることも。
綺麗になった歯並びも、保定を疎かにすると失敗してしまうので注意しましょう。
マウスピース矯正を成功させるためのポイント4つ
マウスピース矯正を計画通りに綺麗に成功させるために重要なポイント4つを解説していきます。
項目は以下の通りです。
- 信頼できる医院・クリニックを選ぶ
- 装着時間を守る
- マウスピースの手入れを丁寧にする
- 通院を欠かさない
それぞれ見ていきましょう。
実績のある医院・クリニックを選ぶ
マウスピース矯正は、最初に行う診断が重要です。
実績のある医院で診てもらうことで、正確な診断をしてもらえます。
最新の診断機器が用意されているか、事前のヒアリングは丁寧かを確認することが大切です。
矯正に特化した医院や、多くの症例に対応してきた医院を探すとより良い治療を受けることができます。
装着時間を守る
装着時間を守ることも、マウスピース矯正を成功させるために大切なポイントです。
1日20時間は装着していないと効果が出にくいと言われています。
マウスピースを装着する習慣が身につくまでにはストレスに感じる場合もありますが、綺麗な歯並びを得るためには根気強く続けていくことが必要です。
もし、1日20時間の装着が難しいと感じる場合は、担当の医師に相談しておくようにしましょう。
マウスピースの手入れを丁寧にする
マウスピース矯正は口の中が不衛生になりやすいため、マウスピースの手入れは丁寧にしておくようにしましょう。
歯周病や虫歯になってしまうだけでなく、口臭の原因にもなります。
手入れの方法は医師から説明を受けますので、その通りに欠かさず手入れをするようにしましょう。
通院を欠かさない
通院をサボらないようにするのも、マウスピース矯正では大切です。
マウスピース矯正にかかわらず、矯正治療はその時の状況に応じて適切な治療を進めていく必要があります。
通院を怠ってしまうとかえって歯並びが悪化してしまう可能性も。
通院を欠かさないためには、通院に必要な時間を十分に確保するだけでなく、通いやすい医院を探すことも大切です。
まとめ
今回は、マウスピースが失敗する原因や成功するために必要なポイントについて紹介してきました。
マウスピース矯正は多くのメリットがあるものの、失敗しやすい矯正方法でもあることを十分に理解しておく必要があります。
現在矯正中の方や今後矯正を検討している方は、今回解説した内容を参考に矯正を進めるようにしましょう。
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