必見記事
2023/06/28
裏側矯正のメリット・デメリットは?後悔・失敗しないために知っておこう
目次
あなたは裏側矯正にデメリットがあることを知っていますか?
裏側矯正には多くのメリットがある一方で、一般的に知られていないデメリットがあります。
そこで今回は、裏側矯正のメリット・デメリットについて解説します。
裏側矯正することで後悔・失敗しないためにも、知識として知っておいてください。
裏側矯正とは?
裏側矯正とは、歯の裏側に矯正装置をつけ、歯の位置を移動させる矯正方法です。
舌側矯正やリンガル矯正と呼ばれ、矯正治療中であることが他人から目立たないのが特徴です。
裏側矯正のデメリットは?
裏側矯正で失敗しないためには、あらかじめ裏側矯正のデメリットを知っておくことが必要です。今回はデメリットを5つ解説します。裏側矯正を検討している方は参考にしてみてください。
裏側矯正のデメリット①|治療期間が長くなる
裏側矯正で治療するには歯科医師の高い技術が必要です。
そのため、治療期間が長くなる傾向があります。
また、歯の裏側は歯の表側に比べて面積が狭く、でこぼこしています。
そのため歯の裏側1本ずつに対し、微調整しながら矯正装置を作る必要があり、さらに歯科医師の技術の差により治療期間が変わると考えられます。
裏側矯正する際は、治療期間が長くなることを把握した上で、スケジュールに余裕をもって治療に専念してください。
裏側矯正のデメリット②|滑舌が悪くなる
矯正装置が歯の裏側につくことで、舌が装置に触れ、滑舌が悪くなる可能性があります。
特に舌を歯の裏側にあてることで発音するサ行やラ行、タ行の発音に影響が出やすくなります。
裏側矯正のデメリット③|矯正費用が高くなる
歯の裏側は、でこぼこしており、複雑な構造になっています。
そのため、患者さん一人ひとりに合わせたオーダーメイド品を作らなければなりません。
また高度な技術を要するため、治療期間が長くなり、その分矯正費用が高くなる傾向があります。
裏側矯正のデメリット④|食事がしにくい
食事する際に、食べ物が歯の裏側の矯正装置に絡まり、食べにくさを感じる可能性があります。また硬いものが食べにくかったり、誤って舌や頬を噛んでしまうこともあります。
裏側矯正して食事する際には注意が必要です。
裏側矯正のデメリット⑤|歯磨きがしにくい
歯の裏側は歯磨きがしにくい場所です。裏側矯正装置がつくことで、より歯磨きしにくくなります。そのため、裏側矯正中は定期的に歯科医院に通い、クリーニングを受けるといいです。
歯科医院のクリーニングを受けることで、口内環境を清潔に保ちやすくなります。
裏側矯正のメリットは?
裏側矯正にはデメリットがある一方で、メリットもいくつかあります。
裏側矯正を検討している方は、メリット・デメリットを踏まえて検討してみてください。
裏側矯正のメリット①|目立たない
表側矯正の場合、歯の表側に矯正装置をつけるため、装置が目立ちます。
一方で裏側矯正の場合、歯の裏側につけるため、目立ちません。
人と接する機会が多い営業職や接客業の方にはおすすめです。
裏側矯正のメリット②|虫歯になりにくい
唾液には殺菌作用があり、歯の裏側は唾液が循環しています。
そのため虫歯菌が繁殖しづらく、虫歯になりにくいメリットがあります。
裏側矯正のメリット③|舌の癖が治りやすい
裏側矯正すると、歯の裏側を舌で押す癖が抑えやすくなります。
上記の癖が治ることで、舌で前歯が押されなくなり、出っ歯のリスクが抑えられます。
正しい歯並びを保つためにも、舌の癖を治すことは重要です。
裏側矯正のメリット④|前歯が引っ込みやすい
表側矯正より裏側矯正の方が前歯を後方へ引き込みやすいため、前歯が引っ込みやすくなり、矯正効果が期待できます。特に裏側矯正は、受け口や出っ歯の患者さんに有効な方法です。
裏側矯正のメリット⑤|歯の表面が傷つきにくい
表側矯正の場合、矯正装置を外す際に、歯のエナメル質が傷つきやすくなります。
なぜなら、歯の表面のエナメル質は裏側に比べて薄いからです。
一方で、歯の裏側は表側に比べてエナメル質が厚い構造になっています。
そのため、矯正装置を外す際であっても、エナメル質が傷つきにくくなります。
裏側矯正の費用は?
裏側の費用について、治療範囲ごとでまとめました。
【見出し】ワイヤー矯正の種類 | 【見出し】値段 |
裏側矯正
(リンガル矯正・舌側矯正) |
|
まとめ
今回は、裏側矯正のメリット・デメリットについて解説しました。
裏側矯正とは、歯の裏側に矯正装置をつけ、歯の位置を移動させる矯正方法です。
裏側矯正のデメリットは以下の通りになります。
- 治療期間が長くなる
- 滑舌が悪くなる
- 矯正費用が高くなる
- 食事しにくい
- 歯磨きしにくい
一方で、裏側矯正のメリットは次の通りです。
- 目立たない
- むし歯になりにくい
- 舌の癖が治りやすい
- 前歯が引っ込みやすい
- 歯の表面が傷つきにくい
裏側矯正を検討している方は、メリット・デメリットを踏まえた上で検討してみてください。
<参考>
裏側矯正で後悔しないために知っておきたいメリット・デメリットとは? | hanaravi歯科矯正blog
裏側矯正メリット・デメリット総まとめ|気になる費用も!
ワイヤー矯正の値段相場は?平均費用を種類別に解説
最終閲覧日は記事更新日と同日
この記事の監修者
歯科医師
髙橋 義充 先生
矯正方法をチェック!