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2023/03/31
マウスピースの矯正期間はどのくらい?治療種類別の矯正期間も解説
目次
「矯正してみたいけれど実際にどのくらいの期間かかるの?」
「マウスピース矯正は矯正期間が長いと聞いたけれど本当?」
このような悩みを持つ方も多いのではないでしょうか。
矯正は長い期間と多額の費用をかけて治療するため、自分のライフプランに合うように検討しなければなりません。
今回は、マウスピースの矯正期間について解説していきます。
マウスピースの矯正期間を短くするポイントも解説していますので是非最後までご覧ください。
マウスピース矯正とは
マウスピース矯正とは、CTスキャンや3D解析などにより取った歯型を元に、マウスピースと呼ばれる透明な器具を装着することで矯正を図る方法です。
ワイヤー矯正に比べ目立ちにくく、簡単に取り外せるため、矯正中のストレスが少ないことが大きなメリットとして挙げられます。
しかし、マウスピース矯正は自己管理がとても大切で、マウスピースの殺菌・掃除などを怠ってしまうと虫歯や歯周病のリスクが上がってしまうこともあります。
マウスピース矯正を検討している方は、これらについてよく理解してから進めるようにしましょう。
マウスピースの矯正期間の目安
マウスピースの矯正期間の目安は、おおよそ5ヵ月~2年半程度と言われています。
大きな幅がある理由として、マウスピース矯正は部分矯正から全体矯正までさまざまな症例に対応可能であるからです。
動かす歯の本数が少ないほど矯正期間は短くなり、歯全てを動かす必要がある場合は矯正期間が長くなります。
マウスピース製品別の矯正期間
マウスピースにはさまざまな製品があり、それぞれで矯正期間の目安が異なります。
今回は下記の項目を解説していきます。
- インビザライン
- エミニナル
- キレイライン
- ローコスト
それぞれ見ていきましょう。
インビザライン
マウスピース矯正の一つである「インビザライン」は、業界シェアNo.1を誇るマウスピースです。
ごく軽度な症状から重度の症状まで幅広く対応可能で、それぞれで製品のパッケージが分けられています。
症状が軽度の方向けの「インビザライン・ライトパッケージ」ではおおよそ7ヵ月程度、重度の症状を治療するための「インビザライン・コンペリヘンシブパッケージ」では1年~2年程度の矯正期間が必要です。
エミニナル
エミニナルは、500症例以上の治療実績がある矯正治療を専門とした歯科医師が、一人ひとりに合った治療計画を立てて行う矯正の一つです。
無理なく少しずつ歯を動かすことで、痛みを抑えつつ、納得の仕上がりへと導きます。
最低限の通院で治療ができ、治療中は専属の医療チームが寄り添ってくれることが大きな特徴です。
低価格・最短で矯正が可能であることを強みとしています。
治療期間の目安は1年程度・症状によっては3ヵ月程度で治療が完了するケースもあります。
キレイライン
キレイラインは、患者数は10万人を超え、インビザライン同様多くの方からの支持を集めています。
キレイラインの矯正期間はおおよそ5ヵ月~1年3ヵ月程度が目安です。
ローコスト
マウスピース矯正の一つ「ローコスト」は、最短2週間で月々3000円から始められる矯正方法として知られています。
提供されている料金プランによって平均の治療期間が異なり、「ライトプラン(部分矯正)」では3.5ヵ月、「スタンダードプラン(全体矯正)」では10ヵ月、「プロプラン(全体矯正)」では1年半程度が目安になります。
3つの料金形態からえらべる仕様のため、まずは部分矯正から試してみたいという方におススメです。
他の矯正方法との比較
マウスピース矯正は他の矯正方法に比べてどのくらい矯正期間に違いがあるのでしょうか?マウスピース矯正以外の2つの矯正方法と比較していきます。
- ワイヤー矯正
- セラミック矯正
ワイヤー矯正
ワイヤー矯正は、現在もメジャーな矯正方法として知られています。
歯の表面または裏側にブラケットを取り付け、ワイヤーの力で歯に圧をかけていく矯正方法です。
ワイヤー矯正の治療期間は、1年~3年程度が目安になります。
セラミック矯正
治療期間が短いとされるセラミック矯正ですが、実際にはどのくらいの期間必要になるのでしょうか。
セラミック矯正は歯を動かさず、歯を削った上でセラミックを装着することで矯正する方法です。
マウスピース矯正やワイヤー矯正の「歯を根元から動かす」矯正ではないため、大幅に治療期間を短縮できるわけです。
セラミック矯正では、歯を削って作られた土台の上に歯型から作製される「セラミッククラウン」を装着することで矯正が終了します。
治療全体にかかる期間は一般的に約2~3ヵ月が目安です。
マウスピース矯正にかかる期間を短くするポイント
マウスピース矯正にかかる期間を長引かせないためには、次のようなポイントに気を付ける必要があります。
- 3ヶ月から4ヶ月に一度は通院する
- 装着時間をサボらない
- 保定期間にも気を付ける
ひとつずつ見ていきましょう。
3ヶ月から4ヶ月に一度は通院する
マウスピース矯正をはじめたら、3ヶ月から4ヶ月に一度は歯の動きの進捗状況を担当歯科医師に診てもらうことが大切です。
マウスピース矯正は経過観察によって、治療の流れを変更する場合やメンテナンスが必要な場合があります。
通院を怠ってしまうとマウスピース矯正の効果が思うように出なくなり、矯正期間が伸びてしまうのです。
マウスピース矯正にかかる期間を短くするためには定期的な通院をこころがけましょう。
装着をサボらない
マウスピース矯正の装着時間は一日20時間以上であることがほとんどです。
食事や歯磨きの時以外は基本的に装着する必要があります。
マウスピースを外す回数が多かったり、装着時間が短かったりすると効果がでない等の失敗につながる可能性があります。
マウスピース矯正にかかる期間を長引かせないようにするには、マウスピースの装着を習慣化し、装着時間を守るようにしましょう。
保定期間にも気を付ける
マウスピース矯正が終わると、「保定」というプロセスに移ります。
矯正によって動きやすくなっている歯を、しっかり固定させるために必要な期間です。
一定期間「リテーナー」という器具を装着することで保定が可能ですが、この器具の装着を怠ってしまうと矯正した歯が後戻りしてしまう場合も。
後戻りなどの症状が出てしまった場合、再度矯正が必要になるので保定期間にも十分気を付けるようにしましょう。
まとめ
今回は、マウスピースの矯正期間について紹介してきました。
マウスピース矯正の製品による違いや、他の矯正方法との違いを確認すると矯正期間についてイメージがしやすくなります。
また、マウスピース矯正は正しい治療が進められないと、矯正期間が伸びてしまう場合があることも理解しておきましょう。
計画的な矯正が進められるように、矯正方法だけでなく通う医院選びも慎重に検討してみてください。
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