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2023/03/31
マウスピース矯正中の飲み物はどうする? 注意が必要な飲み物について解説
目次
「マウスピース矯正中、飲んではいけない物はあるの?」
そんな疑問を感じる人もいるでしょう。
円滑に矯正を進めていくために、「マウスピース矯正中、飲み物はどうするか」を知っておくことは大切です。
今回は、マウスピース矯正中に注意が必要な飲み物について解説します。
ぜひ最後までお読みください。
マウスピース矯正中の飲み物には注意が必要
マウスピース矯正中の飲み物に気を付けることで、トラブルを防ぎつつ安心して矯正を進められます。
マウスピースを外しているときは、特に飲み物の制限はありません。一方、マウスピース装着時は、飲み物に気を付ける必要があります。
マウスピース装着時も飲める物
マウスピースを装着したままでも飲めるのは、水と炭酸水です。炭酸水は、砂糖を含まないものに限られます。
水・炭酸水は、虫歯のリスクがなく、無色透明であるためマウスピースへ着色する心配もありません。
マウスピース装着時は控えるべき飲み物
以下の飲み物は、マウスピース装着時は控えておく必要があります。
マウスピースが変形するリスクがある飲み物
熱い飲み物は、マウスピースを変形させるリスクがあります。変形が生じた場合はマウスピースを再度作成することになり、矯正の進行を妨げることになります。
特に寒い時期は熱い飲み物を飲みたくなりますが、マウスピースを装着したまま飲まないようにしましょう。熱い飲み物はよく冷ましてから飲んだり、常温の飲み物を選ぶように意識することも重要です。
虫歯のリスクを高める飲み物
マウスピース装着時は、虫歯のリスクを高める酸性の強い飲み物・甘い飲み物は控えましょう。
例えば、以下の飲み物が該当します。
- 乳酸菌飲料
- 果汁入りジュース
- スポーツドリンク
- フレーバーウォーター
- 糖質を含むお酒
糖質を含むお酒の例は、カクテル・ビール・ワインです。一方、焼酎やウイスキーのように糖質を含まないお酒もあります。
糖質を含むお酒の種類を予め確認しておき、うっかり飲んでしまうことがないように気を付けましょう。
これらの飲み物を口にすると、マウスピースと歯の隙間に糖分が入り込み、虫歯の原因となります。
マウスピース矯正中に虫歯が発生した場合、治療をしてから矯正を再開することになります。虫歯治療で矯正治療を一時中断することを避けるためにも、虫歯のリスクを高める飲み物は飲まないことが大切です。
マウスピースに着色するリスクがある飲み物
マウスピース装着時に色のついた飲み物を飲んだ場合、マウスピースが着色してしまいます。
例えば、以下の飲み物が該当します。
- お茶
- コーヒー
- ジュース
- ワイン
濃さに関わらず、色がついている飲み物は避けておくのが無難です。マウスピース矯正は、周囲の人に矯正中であることを気付かれにくい点が大きなメリットです。着色したマウスピースを装着していると口元が目立ち、歯が汚れている印象を与えてしまいます。
色のついた飲み物は、マウスピースだけでなく歯自体にも着色がついてしまう場合もあります。清潔さを維持して気持ちよくマウスピース矯正を進めるためにも、色のついた飲み物は控えましょう。
マウスピース矯正時に控えるべき飲み物や飲まざるを得ない時の対応は?
マウスピース装着時でも、先述した控えるべき飲み物を飲まざるを得ないときもあります。特に、外にいるときは、飲み物を飲むためだけにマウスピースの着脱を繰り返すのも難しいでしょう。
また、矯正していることが周囲から認識されづらい分、控えるべき飲み物でおもてなしされることもあります。
そのようなときの対処法として以下のことを押さえておくと、いざという時も上手く対応できます。
ストローを使用する
マウスピースを装着したまま控えるべき飲み物を飲む場合は、ストローを使用することも一つの手段です。口内全体に飲み物が行き渡らないように、少量ずつ吸って直接喉に流し込むことを意識しましょう。
一方で、ストローを使用した場合も、口の中全体に広がってしまうと、マウスピースや歯に飲み物がついてしまいます。ストローの使用は、あくまで飲まざるを得ないときの一時的な対処法として理解しておきましょう。
飲んだ直後に歯磨きをする
控えるべき飲み物を飲んだ直後に歯磨きをすれば、虫歯のリスクを下げることができます。
外出の際も歯ブラシを持ち歩き、歯磨きをするタイミングを確保する心掛けが大切です。
飲んだ直後にマウスピースをクリーニングする
マウスピースに付着した糖分や色は、なるべく早くに落とすことが重要です。
飲んだ直後に、歯磨きと合わせてマウスピースのクリーニングも習慣化しましょう。
飲み物の制限により健康効果が期待できる場合も
飲み物の制限には不自由を感じてしまいますが、実は健康効果が期待できる場合もあります。
マウスピース装着時は、甘い飲み物や糖質の入ったお酒を必然的に控える状況になるのでダイエットにも繋がります。普段、なんとなく口にしていた甘い飲み物を水に変えるだけでも、摂取カロリーを減らすことが可能です。
また、基本的に水を飲む習慣を身につければ、マウスピース矯正後も甘い飲み物の摂取量を減らせる可能性もあります。
マウスピース矯正中であるかどうか関係なく、甘い飲み物を日常的に飲むことは健康を害するリスクがあります。甘い飲み物を飲み過ぎないように習慣づけることで、心血管疾患や糖尿病のリスクを下げることが可能です。
初めのうちは飲み物の制限でストレスを感じる場合もありますが、健康効果を意識することで、マウスピース矯正を続けていくモチベーションにもなるのです。
マウスピース矯正中に外食に行くときの注意点
外食の際は、以下の点に留意しつつ好きな飲み物を楽しみましょう。
人前でのマウスピースの着脱は避ける
マウスピースの取り外しは、人目を避け、お店のお手洗い等で行いましょう。
マウスピースを着脱する際は、口内や唾液が見えてしまい周りの人に不快感を与えます。
また、マウスピースには口内細菌や唾液が多く付着しています。外したマウスピ―スもできるだけ人目に触れないように、素早く専用ケースに入れるのがエチケットです。
食後はなるべく早めに歯磨きを
外食のときに限りませんが、食後はなるべく早めに歯磨きをして、マウスピースを再度装着する必要があります。歯磨きをしない状態でマウスピースを装着すると虫歯のリスクが高くなります。お店のお手洗いでの歯磨きが難しい場合は、うがいをして流せる汚れだけでも落とすのがおすすめです。そして帰宅後は、すぐに歯磨きをしましょう。
マウスピース紛失を予防する
マウスピースを紛失した場合、再度マウスピースを注文することとなり、矯正を停止することになります。また、費用も余計に掛かってしまいます。
マウスピース矯正を始めたばかりの慣れていない時期は、特に紛失予防を心掛けましょう。
マウスピースを不定の場所に置かずに、すぐに専用ケースに入れる習慣を身に着けると紛失のリスクを減らせます。
外食の際、テーブルの上にマウスピースを置いた状態にしていると、忘れて帰ってしまうリスクもあります。専用ケースは食事中も、必ず鞄の中に入れておきましょう。後でマウスピースを忘れたことに気付いても、手元に戻ってくる保障はありません。
まとめ
マウスピース矯正中は、飲み物の自己管理が重要となります。マウスピース装着時に控えるべき飲み物に注意することで、矯正を計画通り進めやすくなります。
マウスピース矯正のモチベーションを維持するためには、甘い飲み物を飲まない習慣による健康効果を意識するのがおすすめです。特に、甘い飲み物や糖質を含むお酒を日常的に飲んでいた人は、マウスピース矯正によりダイエット効果を得られる可能性があります。
初めは飲み物の制限に不便さを感じることもありますが、「マウスピース矯正が終わる日までの我慢だ」と割り切ることも大切です。矯正が終わった後は飲み物の制限が解除されることはもちろん、綺麗な歯並びも手に入れることができます。
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