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2024/09/30

歯が大きい理由は?歯が大きいことで生じる問題・解決方法まで解説

目次

歯が大きい人をかわいいと感じる女性もいれば、歯が大きいことをコンプレックスに感じて削りたい人もいます。この記事では、標準的な前歯の大きさ、歯が大きいと感じる原因、歯が大きいことで生じる問題と解決方法まで解説します。

歯が大きいと感じる原因①|遺伝により歯のサイズが絶対的に大きい

歯のサイズが絶対的に大きい場合があります。
標準的な前歯の太さは8.5mm前後、長さは1〜1.1cm程度です。

 

前歯の大きさが平均値を超えている場合には、生まれつき歯のサイズが大きい可能性があります。

 

歯が大きいと感じる原因②|歯の大きさのバランスが悪いために大きく見える

歯の大きさのバランスが悪くて一部の歯が相対的に大きく見える場合があります。


一部の歯だけが小さい「矯小歯(わいしょうし)」という歯になってしまうことがあります。


矮小歯が生えていると、隣接する他の歯が大きく見える可能性があります。

 

歯が大きいと感じる原因③|歯並びの悪さで歯が前後にずれて大きく見える

出っ歯や叢生(そうせい)によって歯が前後にずれると、前側にでている歯が相対的に大きく見える可能性があります。


叢生(そうせい)は乱杭歯(らんぐいば)とも呼ばれ、歯と顎の大きさが合っていない場合、歯が部分的に重なってしまい歯並びがデコボコになってしまう状態のことを言います。


歯並びが前後にずれることで、前面に出ている歯が相対的に大きく見えてしまっている可能性があります。

歯が大きいと感じる原因④|歯周病による歯肉退縮で歯が大きく見える

歯周病や硬い歯磨きでのブラッシング、磨きすぎや食いしばり、加齢などで「歯肉退縮」と呼ばれる歯茎が下がってしまう症状が起きてしまうことがあります。

歯肉退縮が起きてしまうと、本来歯茎で覆われている歯の根本が露出するため、歯が大きく見える場合があります。

歯が大きいと感じる原因⑤|乳歯と永久歯の生え替わり時期に大きく見える

子供の場合、乳歯と永久歯が一時的に並んで生えることがあります。


すると、永久歯が相対的に大きく見える場合があります。

 

歯が大きいどんなリスクがある?

歯が大きいことで生じるリスクを2つ解説します。

歯が大きいと生じるリスク①|歯並びが悪く、見た目に影響する

歯並びが悪いと、どうしても見た目の印象が悪くなってしまいます。

ご本人も見た目の悪さから人前で自信を持って口を開けなくなってしまったり、手で口を隠す仕草などをしてしまうおそれがあります。

歯が大きいと生じるリスク②|悪い歯並びにより虫歯・歯周病・口臭リスクが高まる

歯並びが悪いとブラッシングがしづらくなってしまい、虫歯や歯周病のリスクが高まります。


口が閉じづらい歯並びの場合には口呼吸になってしまい、口内が乾燥して細菌の繁殖につながってしまいかねません。

細菌が繁殖すると、口臭が発生しやすくなります。

    

歯が大きい人の解決方法とは?

次に歯が大きい人の解決方法を解説します。
医師の判断が必要となりますが、主に以下の3つの治療方法があります。

歯が大きい人の解決方法①|削って形や大きさを整える

歯のサイズが絶対的に大きいという問題をかかえている人は、「ディスキング」といって0.5mm程度まで歯の表面を削る治療方法があります。


削ったことによって隣の歯の隙間が空いた場合には、歯科矯正治療が必要となる場合があります。

歯が大きい人の解決方法②|歯科矯正治療を行う

歯が相対的に大きく見えている場合には、歯科矯正治療を行い歯並びを整えることで、歯の大きさを揃えられる可能性があります。


歯科矯正治療には、大きく分けてワイヤー矯正(ブラケット矯正)、マウスピース矯正の2種類があります。


ワイヤー矯正とは、歯の表面に「ブラケット」と呼ばれる装置を貼り付け、そこに通したワイヤーに力を加えて歯を動かしていく治療方法です。


歯の表側にブラケットとワイヤーを装着する「表側矯正」と、歯の裏側に装着する「裏側矯正(リンガル矯正)」があります。

 

マウスピース矯正は、オーダーメイドのマウスピースを飲食時以外装着する治療方法です。

定期的に新しいマウピースへと交換していくことで、歯を動かしていきます。

 

歯が大きい人の解決方法③|補綴治療を行う

矮小歯や歯の大きさが絶対的に大きい場合には、補綴(ほてつ)治療が有効な場合があります。

補綴とは、金属・歯科用プラスチック・陶器などの人工物で歯を補うことを意味します。


歯の表面を削り薄いラミネートベニアを貼る方法、歯を削りセラミックのかぶせ物をかぶせる方法などがあります。

まとめ

歯が大きい人は歯のサイズが絶対的に大きい人と、歯並びや歯肉退縮などで相対的に大きく見えてしまっている人の2種類にわけることができます。


自分で見分けようとしても難しいですし、歯の大きさの原因に応じて対処法が異なります。


気になっている人は歯科医院で診察してもらい、医師から適切な治療法のアドバイスをもらいましょう。

 

<参考>

前歯が大きい原因・矯正する治療と費用

歯が大きいのはなぜ?歯が大きい原因と矯正について | hanaravi歯科矯正blog

大きい前歯の基準は?矯正や研磨など目立たなくする方法・費用を徹底解説

歯の大きさについて

歯が大きいor小さい!これって歯列矯正で変えられる?歯と口元の美バランスから、治療方法をチェック! | アットスマイル矯正

叢生 | e-ヘルスネット(厚生労働省)

歯の大きさが小さい『 矮小歯 』 について教えてください。 | 静岡市葵区の歯医者 みまつ渡辺歯科医院|静岡の総合歯科です。

前歯が大きいのはなぜ?原因と対処法、子供の場合は歯並びに影響する? | 大崎の歯科・歯医者【大崎シティデンタル】丁寧で痛くない治療

補綴治療とはどんな治療かご存知ですか?


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この記事の監修者

歯科医師

髙橋 義充 先生

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